今年1番ヒットだったツールは GRID-IT for MacBook Air 13inch

Aomori Web Advent Calendar 2012 初日を担当します。今回のテーマですが、プログラマーなら開発ツールあたりを選ぶのでしょうが、あえて別にしようと思います。ちなみに昨年の1番ヒットだったツールはPogoplugでした。Pogoplug と Mac mini でホームサーバを構築した時の記事も、よろしければご覧ください。

私の今年1番のヒットツールはMacBook Air 13inch用のケース GRID-ITです。元々はケースとしての機能を持たない収納ツールとして登場したものですが、それまで使っていたPCケースのファスナーが壊れて次の候補を探していところ発見。ケースとしての機能を備えた新シリーズとして登場していましたので、ポチり。

無残なるMacBook Air

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先代のケースはコンパクトで軽かったものの、保護する機能はなく裸もちに近い状態でした。一歩先行く! ツール活用で制作効率アップ in TOKYOで会場について、さあプレゼンの準備!とMacBook Airを取り出してみると、角がとても残念なことに…どこでぶつけたのかすら分からない始末。

とりあえず守らないとダメだ!

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GRID-ITでは、収納部分のボードがMacBook Airよりの一回り大きく、硬い素材で折り曲がらないようになっています。そのおかげで、角から落としたとしても衝撃から守ってくれます。使い始めて「あっ!」と思うぶつけ方を何度かしていますが、今の所しっかり仕事してくれています。

コレ1つ持てば大丈夫。

モバイルPCで何気に大変なのがアダプターや変換コネクタといった関連用品の持ち歩きです。

  • 収納豊富なカバンに依存すると入れ替えが大変
  • 小分けのポーチはかさばる
  • なるべく平らに収納できないと膨らんで持ちづらい、ダサい
  • どこに収納したかすぐに分かる

意外と細かい点が気になってしまうものです。カバンは定位置をつくりやすいのですが、ポケットで見えなくなるのが難点です。それと、ちょっとした移動でカバンごと持ち歩きたくもないので、手軽な携帯性というのも重要になってきます。

シンプルな見た目・形、適度な大きさ・重さ

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GRID-ITは、ぱっと見だと地味ですが、よく言えばTPOを選ばないので、打ち合わせにそのまま持っていても違和感がありません。ちょうどA4ブリースケースぐらいの大きさと適度な厚みですので、本体の重さはそれなりなのですが、小脇に抱えるとフィットして持ちやすい所が良いです。

ゴムの「長さ」と「張り」で使い分け

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中を開くと縦横無尽にゴムバンドが張り巡らされていて、まさにGRID。向きだけでなく、長さと張りも異なります。ブラックに比べて、グレーは張りがやや弱めですが長さがあります。軽くて面積をとるものの収納に向いています。逆にブラックの中でも、隅にある短いものは張りがきつく、小さい物や重い物もしっかりとホールドしてくれます。

持ち物によって収納の仕方を変えられますし、どこに収納するか考えるのも楽しかったりします。気をつけたいのは、重い物の収納場所。位置が偏っていると、小脇に抱えたときのバランスが悪くなるので、均等な重さになるよう工夫するとベターです。

見わたせる収納

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GRID-ITはマジックテープになっており、開けると収納アイテム全体を見渡すことができます。これ、大事です。いちいちファスナーを開け閉めしたり、カバンに向かってのぞき込むことなく、テーブルに並べたように俯瞰することができます。定位置を決めておくのも大事なことですが、追加アイテムでいつもと違うレイアウトになったとしても、見わたせるとストレスなく取り出しと収納が可能です。

もともとはバッグインバッグも使ったりしていましたが、俯瞰できる便利さになれると、小分けは便利でも見えないことがストレスになっていくことに気づきました。ひらくPCバッグというバッグがあって、こちらも素晴らしい設計なのですが、バッグの中身を俯瞰できるという点については、GRID-ITのメリットも同様です。

ストレスのちりを積もらせない工夫

収納グッズでそこまでこだわらなくても・・・と言われても仕方ないのですが、最もヘビーに使って持ち歩くPCグッズが最適化されていると、着手コストが下がります。すぐに取りかかれる、片付けられる状態は、先延ばしを防ぐ方法として非常に効果的です。

掃除や後回しにしたい雑務も着手コストを下げる工夫をすると、最大の敵「おっくう」を吹き飛ばして、さっさと片付けられるようになります。そういう観点でツール選びをしてみると、また違った発見があるかもしれません。

Aomori Web Advent Calendar 2012 2日目の担当者は企画の言いだしっぺ、佐々木康幸さんです。