まずはiPhotoのデータ移行

MacbookとMacbook Airに分散していた写真と動画をMac miniに移行する。iPhotoで管理していたものは、以下のとおり。

  • コンデジ、デジタル一眼レフで撮影した写真
  • iPhone、iPodで撮影した写真と動画
  • イベントなどで友人から提供してもらった写真

Thunderboltと無線LANでMac miniにデータ移動

Macbook AirはThunderbolt対応なので、予め購入しておいたケーブルでiPhotoライブラリを移動。100GB近いデータが30分もかからないという、ありがたい速度。Macbookも同様のサイズのデータをこちらは無線LANで。数時間かかるが、これは寝てる間にしかける。データ移行だけで1日がつぶれるのは痛い。

iPhoto Library Managerでライブラリを統合

iPhotoライブラリの統合方法は各所で紹介されており、最初は手動でやってみたがアルバムやスライドショーの移行など、思うようにできず試行錯誤すること1時間。まだまだかかるなと思いiPhoto Library Managerを購入することに。Macbook側にあった完全なライブラリに、Macbook Air側の差分データを取り込むことができた。多少の重複データがあったが、これは元々の管理の問題もあるので、後から整理することに。

惜しむらくはスマートアルバムがiPhoto Library Managerによる統合だと通常のアルバムとして移行されてしまうこと。スマートアルバム自体の数が大したことがなかったので、手動リカバリできるレベルだが、少し残念。

iTunesのデータ移行

メディアファイルをそれまでの母艦だったWindowsマシンから無線LANで移行。これも時間がかかる。忘れてはいけないのが、iTunes Music Library.xmlの移動。これで元々のライブラリ状態をそのまま復元できる。

それと、リビングに置いてあるiOSデバイスをWi-Fi同期できるようにしておく。写真や動画の反映も手軽になる。

作業場所を自由にできるリモートコントロール

作業をするにあたって、TVの前に張り付いているのもしんどいので、リモートコントロールでMacbook Airから作業できるように共有設定をいじる。リモートコントロールを使えば、好きな場所からMac miniにアクセスして作業できる。Macbook AirとMacbookそれぞれに設定。一応、誰でもではなく、私と妻用のユーザを用意して、それぞれのアカウントでアクセスできるようにしておく。

使わない時間帯はスリープにする

ホームサーバーであれば、24時間稼働である必要はあまりない。自動スリープの他に、使わない時間帯はスリープするように設定。ここでのポイントはリモートアクセスでスリープ解除できるようにしておくこと。リモートコントロールしたい時に好きなマシンからスリープ解除できるので、困ることはない。

データのインプットはMac miniで、日々のアウトプットは個人マシンで

Mac miniでは基本的にiPhotoとiTunesは起動しっぱなしにして、ライブラリを共有しておく。SDカードからの取り込みはMac mini側で行い、例えばFacebookやTwitter、mixiで写真を使いたい場合は、個人マシンのライブラリにコピーしてから行う。一見して手間に見えるが、写真加工ツールやアカウント、ブラウザの状態は個人の環境に合わせた方が効率的だし、必要に応じてコピーすることは作業履歴そのものになる。

妻はiPhoto + Photoshopだし、私はAperture + Photoshop Elements + Skitch となるとサーバーはあくまでデータセンターに特化して、アウトプットは個人でという運用が合っていると思う。動画のエンコーディングやFlickrのアップロードといった重い処理、時間がかかる処理はサーバーに任せておくようにすれば個人マシンのリソースは占有しない。

データ共有の手段は複数用意する

AirDropで済ませたいところだけど、Wi-Fi環境のみだし、MacbookはLeopardで運用している。となると、データ共有手段はマシン環境やネットワーク環境にとらわれず手段をたくさん用意したほうが良い。iCloudはサーバー側にはほぼ不要。先述の通り、個人マシンの環境であって責任範囲を曖昧にしない方が良い。カレンダーぐらいは同期してもいいのかも。

  • Dropboxで家族共有用のフォルダを用意する
  • Pogoplugで各種メディアにリモートアクセスできるようにしておく
  • 各ユーザ、サーバのホームディレクトリを共有しておく
  • 有線プリンタ、外付けDVDドライブをつないで共有しておく

ちなみに省電力のスクリーンショットなどは画面共有したMac mini上で撮影したものをAirDropで転送している。

iOSデバイスをリモコン化する

毎度Macbook AirやMacbookを取り出すのは面倒だけれど、iPhone・iPod・iPadは持ち歩いているかリビングに置きっぱなし。ならば、どのデバイスからでも操作できるようにしておきたい。Magic Trackpadでもいいのだろうけど、文字入力ができない(ソフトウェアキーボードはたるい)、片手操作しづらいというのがネック。というわけでMobile Mouse Proを導入。サーバーアプリもMac mini側にインストールしておく。ただ、リモートアクセスでのスリープ解除はできないので注意が必要。

一応、無線キーボードとMagic Trackpadも用意してあるので、いざとなればそちらで操作できる。主にスリープ解除か今日の撮影成果をスライドショーにして眺めたり、夫婦でブラウジングして調べ物の時などに出番が来る。ダラダラつ使う分にはiOSデバイスからが良い。

今後の方針

運用方法の説明も妻にはしたが、操作の敷居は高い。義母やもう少し大きくなった娘も操作できるような手軽さを実現できれば理想的なので、まだ改善の余地はある。