Aomori Web Advent Calendar 2013の一番手です。私は今年とにかく使い込んだツール、TaskPaperを紹介したいと思います。

TaskPaper便利すぎ・・・

TaskPaperは、シンプルなTODO管理ツールとしてMac、iPhone、iPadで利用できます。ですが、TODO管理だけではもったいないぐらいに便利で、こいつがないとやってられない!というぐらい私には必需品になっています。今はマークダウンでドキュメント管理したり、多様化した時期をすぎて、シンプルな記法や管理方法に落ち着く人が見渡していて多いと感じています。TaskPaperで気に入っているのは、以下の点です。

  • Dropboxで複数間デバイスの同期ができる
  • ショートカットがほどよくて、エディタとしてがしがし書ける
  • 後から書いたことを探せる
  • ついでにTODO管理ができる

管理のこつは1プロジェクト1ファイル

色々と使い方を探ってきた中で、1つのプロジェクト(公私問わず)に対して1つのTaskPaperファイルを作るのが一番しっくりきています。TaskPaperで作成したファイルは、「.taskpaper」形式のファイルとして保存されます。中身を見ると、インデントや記号を活用したシンプルなもので、なるほど!と思いました。

例えば仕事の場合、私はひとつの案件もしくはクライアントで1つのTaskPaperファイルを作っておきます。そこには議事録や仕様やメモなど、なんでも全部いれます。Evernoteでそういう風にやろうとしたときもあったのですが、行入れ替えといったエディタとしての機能やファイル内での検索を考えるとEvernoteの機能では合いません。スキャンデータや画像、静的ドキュメントはEvernoteにプロジェクト用のノートブックをひとつ用意して、やはりそこに全部ほうりこんでいます。つまり、TaskPaperファイルとEvernoteノートブックを見れば、そのプロジェクトに関しての記録は全部いつでも振り返られる状態にしています。見る場所が少なく、特定されているというのは後から探すことがとても楽ですね。

もうひとつ、1プロジェクト1ファイルにする理由は、TaskPaperはタスクバー上に表示されるTaskPaperアイコンから、いつでも他のドキュメントを選択できるからです。1プロジェクト1ファイルだと、その行き来がしやすくなりますし、見通しが良いというメリットがあります。

TaskPaperの構成は「Project」「Note」「Task」「Tag」

Screenshot taskpaper

TaskPaperは上記4つで構成されていて、それぞれショートカットキーで入力できます。

最重要項目Project(command + option + Enter)

Projectの使い方で、TaskPaperの使いやすさは大きく変わってきます。Projectはアウトラインエディタにおける見出しみたいなものをイメージしてもらうと良いと思います。入れ子にしていくこともできるので、見出しレベル1 > 見出しレベル2 > 見出しレベル3 とtabでインデントさせると、アウトラインとして見渡しやすくなります。command + shift + M で全体の様子を見せるサイドバーが表示されます。また、command + ]で、現在カーソルがあるProjectのみに絞り込んで表示できます。

補足にはNote(control + Enter)

個人的に使用頻度がそう高くないのですが、何か補足事項をいれておきたいときに使っています。

基本は1項目1Task(command + Enter)

1項目1Taskとして、がしがし必要事項を書いていきます。もちろんTaskもインデントで入れ子にできますので、箇条書きにしていきます。議事録の場合は、Projectで絞り込んで表示されているTaskを、そのままPDF化して共有しています。

Tagで絞り込みを効率化

最初に登録されているTagは@doneというものです。command + Dで最初から割り当てられていて、これを実行するとTaskに打ち消し線が入ります。すでに完了したこと、状況が変わってなくなった事項は、消去せずに@doneのTagをつけておきます。すると、時系列がのこっていくので振り返りに便利でした。

TaskPaper = アウトラインエディタ + TODO管理 + ロギング

TaskPaperはアウトラインと箇条書きで思考や情報を整理する人には、TODO管理を超えてかなり便利に感じるんじゃないかと思っています。もちろん苦手な部分もあります(添付ファイルとか視覚的なことは無理)ので、やはりツール選びだけじゃなくて、その運用の仕方や思考法が合ってるかも一緒に考える必要はあります。

TaskPaperいかがでしょうか?テキストベースでの操作に慣れている人は、少し触ってみるだけで、「あー、なるほどね」と納得できるかと思います。